AI関連のプロジェクトを成功させる為に
おかげさまで創業4ヶ月弱ですが、すでに二桁のプロジェクト実績を持っています。結構快挙かなと思います。ほんと感謝感謝です。
さて、AI関連のプロジェクトが多いわけですが、私がプロジェクトに取り組む上で気をつけていることがあります。それはお客様の課題に真摯に向き合い、ちゃんと本質的な課題を見つけること、そしてそれを解決するテクノロジーを適正に考えること。
経営・戦略コンサル的な思考能力だけではなく、AIなどテクノロジー目線も持ち合わせないければプロジェクトを成功には導けません。
コンサル能力があれば、課題をブレイクダウンして可視化したり、本質をみつけたりはできるかもしれません。そしてそれを戦略やオペレーション変革によって解決することはできるかもしれません(これで良いなら良いと思います)。しかしながらこれをさらにAIなどを使って解決したいと考えた時にはテクノロジーの知見が必要になります。
また、テクノロジーに詳しい技術者は決められた問題があれば解決するシステムを作れるかもしれません。ただし、往々にして最初にでてきた課題は本質的な課題ではないこともあったりして、解決したあとに「あれ、これ意味なくない?」となったりしてしまいます。
したがって、両軸の考え方を持つ必要あると思っていて、さらに『真摯に課題に向き合い適正なテクノロジーを選択する』ということが非常に重要だと思っています。特に『真摯に』というところを強調したい。
次にAIっていうのは単なる手段の1つにすぎないと考えています。
顧客価値を生み出すにはAIだけではなく、ハードウェア、システムインテグレーション、ビジネスプロセス変革、デザインなど様々なものが必要となります。
AIで何かやろうと考えている人は多いかもしれませんが、AIだけで価値を出せることなんてほぼないわけで、例えば、「カメラ(ハードウェア)で取得した映像をAIで解析して、その結果をシステムインテグレーションで既存システムとつなぎ、データをデザインされたUIで可視化し、その結果をもとにビジネスプロセスを変え、コスト削減を達成する」みたいに色んなものが絡んで初めて価値が生まれるわけです。
そんなときに重要となるのが、プロジェクトの旗振り役であるPM(プロジェクトマネジメント)です。
弊社のプロジェクトも色々なパターンがあり、外部の会社がPMを行い、弊社はあくまでAI部分のみ、パーツの一つという場合もあれば、弊社がPMを担い様々な会社を束ねてプロジェクトを推進することもあります。
このPMのポジションの出来次第でプロジェクトの成功確率は大きく異なります。
何しろ、顧客課題をちゃんと理解し、それを様々なテクノロジーを活用して解決していくわけですが、テクノロジーの知識や学習能力に加えて、関係各社との円滑なコミュニケーションが必要となります。超器用な人でないと厳しいポジションです。
それとPMのもう一つの役割として翻訳です。
課題を持たれているお客様はプロジェクトの初期はAIなどのテクノロジーに関しての知見がない場合が多く、難しい用語や数式は伝わらないこともあります。
この場合、PMがお客様にわかりやすく説明するプレゼン能力やドキュメント作成能力が必要であり、前述のテクノロジーがわかって課題認識ができてコミュニケーションが上手くてドキュメント作成能力も高い人はホント稀な存在です。
自分を棚にあげるわけではないですが、私はこのポジションの最前線にいたいと思うし、い続けられるように頑張っています。そして弊社には私以上にこのポジションをしっかりできる頼もしいメンバーもいます。
メンバー紹介はイラストですが、HPでメンバー紹介はじめました!
そろそろ新メンバー募集も本格的に開始しようかと思っています。まずは副業や業務委託での参加になるかなと思いますが、興味ある方は是非ご連絡ください!