AI開発とシステム開発

いつブログ書いてるの?とよく聞かれます。

答えはほろ酔いの深夜です。その後朝冷静に見返して、問題の箇所は修正してアップしています。

 

AIの開発と従来のシステム開発では大きな違いがあるなと最近思うとともに、その違いを認識している方がまだまだ少ないので、悩むことが多々あります。

 

いきなりシステムの完成を求められる。。。

これです

 

個人的にはAIの開発には2つのフェーズがあると考えています。

まずAIのモデル(アルゴリズム)開発のフェーズ。

ここでデータを活用して予測したり認識したり制御したりするAIを作ってみるわけです。

このときシステムを作るというわけではなく、アルゴリズムの構築とその出来上がったアルゴリズムの精度を検証したりするフェーズです。

このフェーズでは色んなアルゴリズムを試してみたりして、精度や速度などを調整していくことになり、いわゆるアジャイル型の開発で進めていきます。

なので、つくる前から明確に精度を握ることもできませんし、進めていく中で当初考えていたアルゴリズムは変わっていくし、最終的に出来上がるモデルは当初考えていたものではない可能性も高く、結局は価値のあるものをどれだけ早くつくれるかということに徹するべきだと考えています。

 

しかしながら・・・

 

AIの開発=従来のシステム開発と考えている方々からは、「んで、精度はどれくらいなの?」とか「POC(検証)なんていらないからAI入れたシステム作って」とか「AIのシステム開発は1ヶ月でできるんでしょ?」とか「(データもないのに)これからデータ貯めるから貯めるシステムとAI両方同時につくって」と言われたりします。

完全に従来型のシステム開発と同等に考えてしまっています。

 

精度低いモデルになってしまったら、データを追加で取得したり、ビジネスプロセスを少し変えてもらったり、もちろんアルゴリズムを少し考え直したり、モデルをつくる過程で調整をしていき、出来上がったモデルをどうやって運用するかは出来上がったモデルをみて考えるべきだと思うんですが、最初からシステム設計まで完璧にやれというのはかなり無理があるなと感じています。

勿論我々もプロ意識持ってやってるので、基本的には1回のPOC(検証)のみですぐシステムに組み込んでいこうということが多いですが、現実はデータがないとか現状のオペレーション変えられないとか色々な問題ですぐシステム開発に入れないことも多くなってしまいます。

 

そしてだいたいのケースで、こういった場合にAIの開発に関して高額と言う方が多い印象です。。。

 

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2018年11月度も無事に終了できそうです。

単月では訳あって利益ゼロとなりそうですが、四半期でみれば黒字で第三四半期(2018.11〜2019.1)も終わることができそうです。

新戦力の方々がやはり凄い人たちで、ビジョンも共感してくれていて、12月以降も楽しみでなりません。

来月はちょいとベトナムハノイに飛んで、今後の事業拡大の準備をしてきます。

 

最後に、11月もプロジェクトを並走してくれたお客様・パートナー、一緒に事業運営してくれるメンバーとそれを支える家族に感謝感謝です。