AIプロジェクト提案の難しさ
毎日のように新しいお客様やパートナー企業に巡り会えていて幸せな仕事をさせていただいています。
ホント感謝です!
特に最近は自社で機械学習に取り組む会社からのお話も多くいただいており、完全にアルゴリズムの開発を委託というものだけでなく、アドバイザリーのような関わり方の案件もあり、価値貢献の幅が広がっているように思います。
上記は基本お客様自身でアルゴリズムの実装などは行い、アイディア出しや問題発生時の解決法を提示しサポート(並走)していくものです。
こういったこともご評価いただけて非常に光栄です。
最近あるお客様から言われて嬉しかったことがあります。
「新たな仲間が見つかった」
「なかなか見つからなかったユーザーの立場になった姿勢に感銘を受けた」
「納得感がすごい」
こういうお言葉いただけるとモチベーションが上がります。
引き続き価値貢献に尽力します!
しかし上記のようなケースもあれば、起業してから残念なケースも数件あります。
AIの提案ですが、個人的にも会社としてもお客様には明確に何をやるかを理解していただいた上で、失敗がないように提案するようにしています。AI自体が得体の知らないおものだったりやってみなきゃ分からない部分が多いので、ちゃんと理解してほしくて。。。
どういうことかというと、アルゴリズム/モデルの構築の場合、下記のようなフローを実施しているのです。
- 課題をヒアリング
- サンプルデータをもらい、簡易分析
- 本質的な課題や価値創造のために何ができるか本気で社内議論
- モデル構築の方針やアルゴリズムの考えをまとめる
- 上記をお客様にわかりやすく説明する提案書を作成
- 30〜60分いただき、提案を説明させていただく
上記の1〜6ですが、基本的にはお金をいただいていません。
提案し、ご納得いただいた上で契約をし、見合った金額(おそらく業界最安値)を頂戴します。ありがたい。。。
ですが、もちろん1〜6を数週間かけて全部丁寧にこなし、提案書を細かく書けば書くほど、アイディアだけもらって実装は自分たちでやります〜ってところも出てくるわけです。
提案書を詳しく書かないとお客様は不安で契約できない、でも細かく書くとアイディアだけ持ってかれる。。。ジレンマ。。。
社内のみんなの知恵を出し合って、激論の末完成した提案書。しかしながらその知恵の結晶を無料で持ってかれる。。。先方のさんの都合もあるので、仕方ない部分もありますが。
酷いところは音信不通になるwww
結局1〜6の工程がもの凄く重要で、もちろんここでお金をいただくこともできるんでしょうけど、個人的にはそれはやりたくないと思っています。
やはり目に見える形で価値を創造したいので。。。
今後どうするか。
基本的にはスタンスは変えません。これからも騙されることもあるし、アイディアだけ取られることもあるでしょう。
それでも相手を信頼して本当の信頼と価値を追い求めることは続けていこうと考えています。
信頼関係が重要で、契約云々ではなく、人と人、企業と企業の信頼関係があると信じているし、そういったお客様・パートナーと価値を創出していきたいと本気で思っています!
きっと残念な結果になってしまったお客様もまた何らかでお話・ご相談いただけると信じて。