技術を求めるお客様たちの変化と自分の変化

6月に入り、創業から2期目の1ヶ月目が終了しました。

前年度の好調がそのまま反映された形なので、5月も好調でした。

なので会社としてはいよいよ6月あたりからが勝負です!

 

さて、前職時代や現在の会社を立ち上げた当初は、人工知能機械学習)のアルゴリズムやモデルの完全な受託開発がメインでした。

しかしながら、ここ数ヶ月変化が起きています。

 

勿論引き続き、ビジネスニーズからそれを技術ニーズに変換し、アルゴリズムシステム開発を行っていることがで多いものの、お客様の社内で機械学習のエンジニアを育成したり採用したりしていて、単なる委託をするお客様だけではなくなってきています。

 

具体的にはお客様が自社で機械学習を使ったソリューション開発に取り組んでいきたいものの、初めてのことばかりで不安ということがあるようです。

そこで専門家(我々)にサポートに入って欲しいというご依頼が増えてきています。

 

ビジネスの面からアドバイスして欲しいということもあったり技術面でアドバイスして欲しいということもあり、私はビジネス面からのアドバイスがメインですが、この1〜2ヶ月お会いした方々をみて物凄く感銘を受けています。

 

例えば、元々はエンジニアではなかったにも関わらず私よりも年齢の上の方が1からプログラミングを勉強してPython機械学習に取り組んでいたり、社内で機械学習の勉強会をしながら取り組んでいる方々、社内でただ一人の機械学習エンジニアで大企業の様々な問題に立ち向かおうとしている方など、本当に凄い人ばかりです。

 

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社内で機械学習に取り組む人が出てきて社内で解決しようとしている!

 

皆さん共通して、ただベンダーに頼るのではなくできる限り自分たちで取り組み、出来る部分と出来ない部分、分かる部分と分からない部分をしっかり理解したいと考えており、出来る部分は自分たちでやっていきたいと考えているのだと思います。

 

素晴らしい!

 

勿論我々KICONIA WORKSとしては、元々自分たちの知見を使ってお客様に価値貢献していこうという会社なので、こういったお客様をアドバイザリーやコンサルタントとして全力でサポートさせていただきます!

 

一見こうした流れは我々のようなAIのベンダーからすると事業機会の損失にも捉えられますが、これは止めようもないことだし、日本にとっては非常に良いことです。

日本ディープラーニング協会(JDLA)の検定制度などもこの流れに非常に寄与しているのではないかと感じています。

立ち上げ当時少しでも絡んでいた私としては非常に嬉しい。

 

良い意味でこうした流れは危機感と捉え、我々はもっと難しい課題を解決出来るように、そして中小企業を含む日本の全ての企業を対象に、価値が届けられるようにしていきます。

 

しかし個人的には、こうしたお客様の姿勢をみて諦めてたものへの意欲が湧いてきました。それはプログラミングです。

 

元々SQLJavaを少し触ったことあるレベルで、基本的にはアルゴリズムを頭で考えることはしても、プログラミングを自分でやって実装をするということはやらずに出来る人にやってもらった方が良いという考えでした。

あまりに優秀な仲間(エンジニア)に囲まれているので、自分がプログラミングすることなんて単に効率が悪いだけだと考えていました。

 

ただ、最近出会うお客様の取り組みをみていて、ついに自分でもやりたくなってきてしまったわけです。

ということで、pythonを最新バージョンにして、色んなツールもダウンロードして、色んなサンプルデータを使って、機械学習アルゴリズムを実装しては精度検証するといったことをして遊び始めました。

 

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楽しくて仕方ありません!

 

 

何しろ、分からないことがあれば偉大な先生方が周りに沢山います。こんな恵まれた環境ありません。チームのみんなに感謝感謝。

 

ちゃんと経営をしながら、お客様に価値貢献をしていきながらも、自分を高めていくとともに結果的に良い効果をチーム内やお客様に与えられたらと思います!