『営業』について
2期目に突入して、はや2ヶ月ほど。
決算も完了し、国や地域の為の納税金額算出も完了しました。
我々は創業期からマーケティングはしないし、ましてやテレアポのようなものなんてやらないと決めています。なので、お声がけいただけたら伺うというスタンスでやっています。
だからこそお声がけいただいた際には全力で話を聞くし、全力で対応します!
ちょうど最近、そんな営業活動について色々考える機会があったので、つらつら書いてみようかと思います。AIとか全く関係ないけど。
まず私が初めて営業を受けたのは、最初の会社時代。
某有名アミューズメント施設の商品(グッズ)開発部で、毎日のように業者が出入りしていました。基本はOEM生産なので、会社はグッズの開発をどこかの業者に委託するわけです。
有名なところだから沢山売れるので、業者からすれば、「自分たちに決まれば数百万、数千万、下手すりゃ数億のビジネスになる」わけですから、どの業者も必死でした。
その中で何となくですが、(営業を受ける側として)「良い営業」と「嫌な営業」を自然を学んでいたように思えます。
私が初めて営業をしたのは、3社目の会社。
営業組織の責任者をやらせていただいた時です。営業を受ける側の気持ちが分かっていたし、2社目のコンサルで聞く力や考える力が身についていたというのもあるかもしれませんが、良い本に出会えたというのがあります。
オススメの本です。
この本です。何となく自分が営業の責任者になった時に読んだ本ですが、この本から営業の極意というか、人と話す極意を学んだ気がします。
「営業=ペコペコ頭下げて安くする」イメージがなくなりました。営業力って本質を捉えるとどんな業務にも必要な力ということが分かる!
特に若手のビジネスパーソンの方にはオススメです。
そんな感じで、営業を受けたり、営業をしたり、色んなことをしてきたので、最近経営者になって色々な営業を受けるようになって、「う〜ん」と思うことも多いのです。
まず、飛び込み営業。
いまだにあるんですね。新人の登竜門みたいにやっている会社もあるのかもしれませんが、もはやその会社のブランド毀損になりかねないものだと思います。
そもそも営業行為が相手の大切な時間を奪っているという感覚がないのだと思う。
電話でもメールでも一言入れてから、来るべきだ。
電話でもメールでも断られているなら、その商品に魅力がないか、電話やメールでの営業力がないだけ!
いきなり来られても、お断りの対応はしなきゃならず、その対応に数分取られるだけでも迷惑な時もある!!
次に電話文化。
スタートアップとかベンチャーって電話番号をHPに載せていないところも多いです。
働く場所や時間が自由だったりするし、メールの方がちゃんと要件聞けるし良いと考えてるところが多いんじゃないかと思います。
ですが、昔ながらの会社は未だにメールが禁止で電話しか出来ないだと。本当に受注したい、顧客の為になりたいと思うならメールをOKにすればいいし、それが出来ないならダメだろと思う。
ちなみに銀行員がメールを送るのが結構大変だと聞くが、我々のメインバンクの担当者は重要なこととか、私が忙しい時は、頑張ってメールで要件を送ってくれる。
こういう人は信頼できる。自分の忙しさとか面倒臭さとかだけでなく、顧客のことを考えてくれている。
最近多くなってきたSNSを使った営業。
友達がSNS経由で営業してくる、もしくは友達から「友人の●●がお前に商品紹介したいって言ってるんだけど〜」と来るなら全く問題ない!
友達でもない人から急に営業のメッセが来たりする。共通の知人がいたりすると無下にも出来ないので本当に面倒臭い。
そしてSNSだからだろうか、やたらと軽い。。。
最後に出来ない営業マンの話。
自社の話や自社の商品・サービスの話ばかりする人はダメだなと思う。
あと、これは勝手な私の意見ですが、
私のことを「社長」と呼ぶ人は銀行の人を除いて、出来ない営業マンであることが多い。。。
「●●さん」と呼ぶ営業の方の方が、論理的に対等にちゃんと話してくれる気がする。
あと約束守らない奴もダメだ。。。
あと、これは私だけでしょうけど、web会議システムを使った営業は無理。インサイドセールスのようなものなら良いけど、web会議で受注を決めろと言われましても。。。
(最初だけでもいいので)やっぱりちゃんと対面で話したい。
オフィスの雰囲気、駅から会社までの道のり、webでは伝わらない仕草など、こういうの全部ひっくるめて、その会社の商品・サービスや営業の方を見たいと思うからです。
ちなみに、私は家とか車とか土地といった大きな買い物するとき、最終的には営業担当の方で決めてる気がする。
最後の最後は「この人が勧めるものなら間違いはない」と思うし、「ダメだったら自分に人を見る目がなかったということにしよう」としている。
ということで、営業マンのAI化は難しいでしょうね。本当の意味で営業出来る人、貴重です。
なお、今の所、失敗経験はないです。