スタートアップやベンチャーと呼ばれることの違和感
世の中では「ユニコーン企業」とか「数十億円の調達」とか「上場」とか色々ニュースになりますが、私からすると実は全く興味がないニュース。。。
会社を立ち上げた時から、いろんな人に「いつ上場するの?」とか「資金調達のニーズあれば言って」とか、実際に「数千万、数億円出したい」というお声がけを多数いただいています。
ですが、弊社は全くその気がないのです。。。
じゃあ結局エグジット戦略はどうしてるの?(会社をどうしたいの?)と言われても明確にこうしたいと答えられるわけではないものの、漠然と答えているのは、「従業員とその家族、会社のお客様とパートナーの皆さんがハッピーになれば何でもいい」ということだけです。
もともと世の中を変えたいとか、全世界の人が利用するサービスを創りたいとかいう想いでこの会社を立ち上げていません。(もしそうしたいなら、GoogleかAmazonか・・・みたいな会社に入る)
困ってる人(会社)を助けたいとか、自分も含め関わる周りの人(会社)がハッピーになればいいという想いで会社を立ち上げて事業をしています。
よく「イケてるスタートアップ」とか「AIベンチャー」とか言われるのですが、(別に嫌ではないのですが)違和感を感じます。
そもそも、それぞれの言葉は
- スタートアップ=シリコンバレーから生まれた会社で創業から2〜3年までの会社で新しいビジネスモデルを持った会社で、急激な成長によってエグジットによって一攫千金する集団
- ベンチャー=日本で生まれた和製英語で、新しく出来た小さな会社の総称
らしいです。
それでいくと弊社はスタートアップと呼ばれることは間違っていることになります。
弊社は新しいし特殊なビジネスモデルを持っていますが、急成長を考えていないし、一攫千金も狙っていない、すなわち外部からの資金調達ニーズもない。。。
ベンチャーと呼ばれることは正しいかもしれない。
でもこれにも違和感がある。もともとベンチャーっていう言葉はベンチャーキャピタル(以下、VC)からできた言葉とも言われていて、やはりこちらもVCからの資金ニーズがあるから(もしくは資金調達をしているから)そう呼ばれているんじゃないかと思う。
ただ新しい会社で新しいことをやっているからスタートアップとかベンチャーと呼ばれることが多いですが、やっぱり変な気がする。
なので、自分としてはこう称したい。
「イケてる中小企業」
中小企業っていう言葉はあまり良いイメージで使われない。。。
資本金が3億円以下で従業員が300人以下で〜とかとにかく小さい企業の総称として呼ばれる。そして日本企業の99%が中小企業である。
優秀な大学生に聞いても、大企業に行きたい!ベンチャーに行きたい!スタートアップに行きたい!っていう人はいても、中小企業に行きたい!とわざわざ言う人はいない笑
だからこそってわけではないし、ベンチャーやスタートアップを否定するわけでもなく、むしろ尊敬しているわけですが、自分たちは何か独自の会社経営を考えて行きたいと考えていて、今までにない企業経営からもたらされる幸福みたいなものを追求していきたいと考えています。
ですが、現在そういった会社の総称なんてないので、消去法で中小企業と呼ばれるべきだし、せっかくなら「イケてる中小企業」と呼ばれたい。
また、良い呼び名があったら教えてください!